金沢大学は、「専門知識と課題探求能力、さらには国際感覚と倫理感を有する人間性豊かな人材の育成」を教育目標に掲げ、科学的な世界観と歴史観、論理的展開力、己を磨く人間力 、創造力、そして日本文化・異文化に対する深い理解力を備え、知的基盤社会の中核的リーダーとなって挑戦し続ける人材の育成に努めています。
そのため、クォータ制への移行や、システムの多言語化、増加が見込まれる留学生への対応など、今後のさまざまな課題に対応する必要性に迫られ、学生サービスの向上や学務事務の負担軽減を実現するために、学務情報システムの包括的な刷新が求められました。
このような課題を解決するにあたり、全国約60大学への導入実績があるSCSKの次世代教育プラットフォーム「DreamCampusシリーズ」が採用されました。
金沢大学では、これまで現行の学務情報システムを、改修を繰り返し運用してきており、拡張性の不足や乱立するサブシステムによる業務効率の低下など、今後の継続運用が困難となっている状態でした。今回の学務情報システム刷新に関しては、大きく3つのテーマで検討を重ねてきました。
*「アカンサスポータル」
アカンサスポータルとは、学生個々人のさまざまな情報にアクセスするための入口となるwebページです。金沢大学では、全学生に金沢大学IDが与えられ、アカンサスポータルを利用できるようになっています。学務係情報などの大学からの連絡や授業担当教員からの情報などはアカンサスポータルを通じて送られてきます。
アカンサスとは:
金沢大学は、1949年の新制・金沢大学の誕生にあわせ、古代ギリシア/ローマに由来する植物「アカンサス」(和名「ハアザミ」)の葉と「大學」の文字を図案化し、校章としています。
この結果、「アカンサス」という言葉は、大学広報誌の名称やキャンパス内の地区を結ぶ橋の名称に使われるなど、学生や教職員から長年にわたって親しまれています。